オフ期間はブログはお休みさせて頂こうと思っておりましたが(生意気言ってすみません)
どうしても伝えたいので今日だけ。
U10は大会に参加しました。
結果は4位という今年最も悪い結果となりました。
何が良くなかったのか。
支配率も、技術も、戦術も
全てにおいて試合巧者であるにも関わらず
何故結果が出せなかったのか。
W杯で何故日本がスペインやドイツに勝てたのか。
ブラジルは何故ベスト8で姿を消した?
イタリアにいたってはユーロに優勝し
W杯は予選敗退という奇妙な結果に。
サッカーは超複雑系スポーツ。
様々な要素が絡み合って勝敗が決します。
我々が最もサッカーが上手かったし。
我々が優勝するべきでした。
ゲームを支配できていたにも関わらず
このような屈辱的な結果となったことを
一旦、受け入れなければならないと思います。
引き分けた2試合、落とした1試合
この3試合は全く同じ展開だったことに
選手達は何を感じているのだろか。
前に進んでいます。
予選に関しては危険な枠内シュートは0に抑えました。
両サイドハーフの成長は攻撃にバリエーションを与えらています。
シュートまで到達する回数は以前とは比較にならない程です。
しかし、サッカーは点を取らなければ勝てません。
課題はまだあります。
メンタル的な弱さによる消極的なポジショニング。
単にメンタルが弱いのか
勝ちたいという気持ちが稀薄であるのか
またその両方なのか
PKを5本蹴って1本しか入らないのは
完全にメンタル的な問題。
外した選手を責める気持ちは一切ないです。
そもそもこの段階でPKで勝敗を決めることに何の関心はありません。
気になるのは蹴る技術ではなく
大事な局面で強い気持ちが持てないこと。
心が安定していないこと。
これから選手達をよく見て改善します。
サッカーは飛躍的に上手くなりました。
組織という面では様々なオプションを持っています。
フィニッシュまでは持っていくことができます。
でも、結局最後のところは個の力が局面を打開します。
我々にはその力がまだないと思い知らされた試合でした。
悲観的になっているわけではありません。
選手達は良く頑張っていて
この短期間でここまで成長したことはむしろ出来過ぎなくらいです。
個々にフォーカスしても驚くような成長をしている選手もいます。
成長スピードはどこにも負けていないので
時間が経てば経つほど我々が有利になってきます。
今日は選手達には厳しい言葉を伝えました。
もし、前なら「よく頑張った」と言って帰したと思います。
でも今日はそれを言いたくなかったのは
チームとして成長している証拠だと思います。
ここまで選手達に良くないほうの本音を話したのは初めてですが
それを伝えても良い時期だと思いますし
強くなる為には乗り越えなければいけません。
選手達は落ち込んでいると思うので
ご家庭では決してネガティブな言葉を投げないようにして頂けると助かります。
1人ひとり素晴らしいプレーがあったので
そこを全力で褒めてあげてください。
明日、また切替えて今年最後の試合を
良い形で締め括れるようにしましょう。
本日は遠くまでお越し頂きありがとうございました。
ペルージャジャパン
河井コーチ
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