週末は全てのカテゴリーで試合があるので
フィジカルトレーニングの後、ボールを使ったトレーニングを行いました。
先週から取り組んでいるのは
状況判断して、プレーをキャンセルする技術。
ビルドアップ時にパスコースがない状況で
キックフェイントやターンを上手く使って
相手との間合いを取りパスコースを作ります。
ここで大事なのは
状況判断の元で行うことです。
出しどころがない場合
もしくは、前にスペースがあって運べる状況の時に
ドリブルで状況を打開します。
想定はビルドアップ時(自陣ゴール付近)なので
無闇に1対1を仕掛ける場面ではありません。
先日、日本代表がブラジルと対戦した時
ビルドアップの段階で上手くコースを切られて
どこに出しても低い位置で1対1になってしまう局面が多くありました。
ブラジル側にも同じような局面はありましたが
ブラジルの選手達は上手くキープして、ボールを運んで
ファールを誘ったり、パスコースを作ったりする技術が非常に高かったです。
アカデミーでも同じ課題を感じていたので
非常に参考になる試合でした。
ブラジルの選手達のように
局面でアドリブの効く、セオリーにはない判断ができるように
アカデミーの選手達にもなってほしいです。
当然、ブラジルにも細かなルールや戦術はあると思うのですが
選手個々が『その場で』判断しているように見えて
的が絞れずに意図的にボールを奪うことが難しいように見えました。
コーチの言う通りするのではなく
試合の状況、相手選手、時間帯など
選手達が自らピッチ上で判断できるように
技術をしっかりとつけながら
自由に判断することを恐れない環境を作っていきたいと思います。
コーチの指示と違うことをした選手に
例えそれが間違った決断であったとしても
自分で判断したことにとても成長を感じます。
親の立場からすると、子供のプレーにあれこれ言いたくなると思うのですが
子供達の判断(プレー)をこれからも見守って頂けると幸いです。
我々大人が、子供達の個性(判断)を押さえ付けず
選手として、人として、自分の考えを持てるように育てていきましょう。
ペルージャジャパン
河井コーチ
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