運ぶと抜くは違う
昨日に引き続き
ペルージャで行ったトレーニングを紹介しました。
イタリアでの素晴らしい経験を
参加できなかった選手達とも共有し
ペルージャの育成メソッドに理解を深めていってほしいと思います。
今回トレーニングしたのは
ターンとパス&コントロールの基礎と1対1でした。
両方ともオーガナイズはとてもシンプルですが
大切な要素が詰まっています。
ペルージャのトレーニングを見て感じたのは
やはり基礎の部分にすごくフォーカスしているということ。
日本のジュニアの指導者は
どうしても『ドリブルで抜く』ことに意識がいきがちですが
ドリブラーというのはなかなかいるものではなく
少なくても僕は今まで教えてきた何千人の選手の中では見た事がありません。
更にトップレベルで通用するドリブラーはごく僅かであり
殆どの選手はレベルが上がると関係がなくなります。
このアカデミーにドリブラーは存在しないし
長期的な視野での育成を考えると
もしその選手がより高いレベルでプレーしたいのであれば
習得すべき技術は完璧な基礎であって
選手としての寿命を伸ばすにはやるべきは基礎です。
ただ、間違えてはいけないのは
運ぶ技術と抜く技術は異なります。
運ぶドリブルはどのポジションの選手も必要なので
それは全員が覚える必要があります。
今日の1対1にしても
抜く必要ななく
目的はシュートなので
打つ為に外すドリブルを行いました。
シュートを打つ為のドリブル
パスコースを生む為のドリブル
時間を作る為のドリブル
ドリブルといっても様々です。
目的によって使い分けらえるスキルを身に付けていきましょう!
ペルージャジャパン
河井