蛇口の捻り方



 

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・勝負強さ

 

昨日は全学年試合でしたが

共通して『スロースタート』という課題があり

なぜ、初戦から自分達のプレーができないのかを話しました。


相手が強い弱いに関係なく

初戦は最も大事で

先制点、ワンプレー目など

緊張感のある状態でのプレーに最も価値があります。


2戦目からは、相手のレベルもわかり

チームとして対策もできるので

気持ちもリラックスして内容は良くなります。


しかし、この状態での結果にはあまり価値がないとも思います。

トレーニングにはなりますが

今後、選手としてステップアップするのであれば

安心がない状況での勝負強さという能力は必須です。


プレッシャーのかからない状態で上手い選手

つまりトレーニングでは自分のプレーができる選手はいますが

プレッシャーのある、緊張感のある状態で

自分の力以上のものを出せる選手は少ないです。

これが初戦で結果が出せない原因だと思っています。


では、どうすれば勝負強い選手になれるのか?


コーチに言われた通り

親に言われ通り

先生に言われた通り


誰かが捻って出たシャワーを『浴びている』だけでは

肝心な蛇口の捻り方がわからなくなってしまいます。

誰も助けてくれない

自分でなんとかするしかない環境こそ

人は力を発揮できるのではないでしょうか。


ペルージャのU16でプレーしていた頃

チームメイトにアフリカ人がいました。

貧しい国で、貧しい家庭で育った彼が

貧困という負の連鎖から抜け出すことができるたった1つの方法が

トップに昇格することだと言っていました。

その時彼はまだ15歳です。


彼がなぜピッチの中で誰よりも走れて

お世辞にも技術があると言えないのに勝負強いのか。

その話を聞いて納得しました。


そこまでのハングリーさを持つことはできないにしても

そんな気持ちでサッカーと向き合っている選手が

世界には沢山いることは知っておいた方がいいかもしれません。


蛇口を捻って

水圧をコントロールし

温度調整まで自分できるようにしておきましょう。

水しか出せなくて風邪を引いてしまっても

熱湯で火傷をしてしまったとしても

その失敗から学ぼうとする子供を我慢強く見守りたいですね。


子供達に責任を持たせるのは遠回りのように感じますが

大事な場面で能力以上のことができる人間に育つと信じています。

ペルージャジャパン

河井コーチ

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