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確かな感触と違和感の混ざり合い

執筆者の写真: perugia japanperugia japan

アカデミーとしての初めての大会は

12チーム中10位という結果に終わりました。


これから撮って頂いた映像を分析していきますが

その前に1つお伝えしたいのは

アカデミーとして初めて試合をした時

相手はあざみ野FCでした。

おそらく0-20くらいのラグビーのような点差で

全く何もできずに終わりました。


今日はあざみ野と似たようなレベルのチームとまた対戦できて

明らかに前進できているという確かな感触と

全く別の競技で戦っているような違和感が混ざり合いました。


この学年のチーム、そしてこの地域のチームを指揮するのは僕自身初めてですが

どこも同じような傾向にあると感じました。

所謂ドリブルベースで複数の選手が絡み合うことのないスタイル。


ペルージャはパスベースで複数の選手が絡み合うサッカーを行っています。

わかりやすく伝えると

失点した殆どはボールを奪われてた選手に決められています。

一方でペルージャのゴールはゴールキーパーからスタートして複数回のパスを経由してゴール届きます。

これは全く別のルートを辿って育成をしていることを意味します。


当然、後ろからビルドアップをするとカットされたら失点なので

技術が不確かなこの年代のサッカーにはフィットしませんが

ここをすっ飛ばして育成することが日本がサッカー先進国に勝てない大きな原因だと思っています。


U-12世代では日本のチームは海外のクラブと試合をしても勝ちますが

U-15になると勝てなくなり、U-18では歯が立たなくなる。

それはベースを飛ばして育成することにあると思います。


とはいえ、今日の結果は納得してはいけないし

わかっていたことですが技術力の差は埋める必要があります。

ベースとなるポゼッションはこれからも変えませんが

1人で打開する術も並行してもっと教えていかなければと感じました。


沢山の課題や学びがある有意義な大会となりました。

選手達を勝たせてあげられなくて残念ですし

保護者の皆様に『勝ち』というわかりやすい形で成長をお見せすることができず

本当に悔しく申し訳なさを感じています。


次は選手達や保護者の皆様を笑顔にできるような内容と結果をお届けできるよう

また明日からこのアカデミーに全てをぶつけていきたいと思います。


感情のまま整いのない暑っ苦しい文章になりましたが

今の気持ちを忘れることのないようにお伝えさせて頂きました。

本日は寒い中沢山の方にお越し頂きまして本当にありがとうございました。

今後ともどうぞ宜しくお願い致します。









ペルージャジャパン

河井コーチ

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