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執筆者の写真perugia japan

どちらも切り捨てない



久しぶりのトレーニングマッチでした。

休み明けでコンディションが良くありませんでしたが

試合を続けていく中で、気持ちの面で整理して

内容が良くなっていったのは収穫でした。


綾太や佑弦、拓奨のように段々とサッカーへの向き合い方が

何かと比較することで危機感を持ってき始めている選手と


諒祐やクリスティアーノ、生のように

純粋にサッカーを楽しんでプレーしている選手


このチームは様々なレベルの

様々な角度からサッカーに取り組んでいる選手達が集まっています。


僕はサッカーが全てではないと思っているので

「プロを目指せ」とは言わない(言えない)し

自分自身が子供の頃はずっと前者であり、それに誇りも感謝もありますが

後者の考えを持って取り組める環境は素敵だと思います。


チーム単位ではなく、個々にとって何が良いのかを考えて

全員がこのアカデミーが成長できる場であれるようにと常に思っています。


例えば綾太がシュートを外せば

「あそこで決めれる力が必要だ」と言うけれど


クリスティアーノが外せば

「次は決まるから切り替えよう」と伝えると思います。


選手がチームに寄せるのではなく、チームが選手に寄せることで

どちらかを切り捨てるのはなく

目的の違った選手達が高め合えるグループを作れると信じています。


キャンプを経験して、本当にみんな強くなりました。

グループとしても、個々としても。


特に、諒祐はこの2ヶ月の成長は目を見張るものがあります。

ドリブルスキルがついて、フィジカル的にも体幹を良くしたことで

スピードに加えて特徴である力強さが更に増しました。

駆け引きも上手くなり、レベルの高い相手であっても安定して良いプレーができています。

以前と比較にならない程、個のレベルが上がっています。


いつもアホなことばっかり言ってますが(笑)

試合になったら別人のように切り替わって

誰よりもファイトできる強さや責任感があって

味方を落とすようなことは決して言わないし優しさもあり

何より心からサッカーを楽しめているから

見ている側も諒祐のプレーは楽しくなります。


みんなが諒祐になってほしいわけではなくて

個性をもっと大事にして磨いていけば

見てる人の心を惹くプレー(人生)が必ずできるはずなので

まずは自分がどうなりたいかを考えて

それに向かって全力で進んでいきましょう!










ペルージャジャパン

河井コーチ

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